2012年2月25日土曜日

国際観光ボランティアガイド養成講座

2009/12/15
 11月下旬から12月初旬にかけて、4日間の日程で「国際観光ボランティアガイド養成講座」を開催しました。この講座は、近年増加傾向にある中国・韓国からの観光客に対して高知県内の観光名所などを中国語・韓国語で案内するなど、外国人観光客が県内で有意義な旅行を楽しむお手伝いをすることができる語学ボランティアを養成し、本県の国際観光と県民の国際交流の推進に寄与することを目的として、今年度初めて開催したものです。

 本県の外国人観光客の約半数は中国・韓国などのアジアからの観光客で占められています。今年7月に中国人富裕層に対する個人観光ビザが解禁されるなど、今後、アジアからの観光客数が増加することが見込まれる一方で、県内の観光施設にある案内板などの外国語表記が十分に整備されていないなど、県内における外国人観光客の受け入れ体制は脆弱な状況にあると言えます。特に、知事が先頭に立って進めている産業振興計画で「観光振興」を重点政策の柱とし、来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送を目前にして県外からの観光客の入り込みを期待している本県は、人口が減少する日本人だけを相手にして事業を推進するよりも、こうしたアジアからの外国人観光客にもっと目を向け、「国際観光」を大きな成長分野として位置づける視点を持つことが、今後ますます重要になってくるものと思います。

 こうした県内外・国内外の状況を見極め、当協会として県勢浮揚のために何ができるかを熟考したとき、事実上英語だけの対応になってしまっている県内の国際観光ガイドをテコ入れすることを思いつき、今回の養成講座の企画立案に至ったわけですが、私どもの思いを十二分に汲み取ってくれたのか、当初の募集人員20名(中国語・韓国語10名ずつ)をはるかに上回る50名の県内在住の方々から応募を頂きました。これは、地元の新聞社が募集記事を大きく取り上げてくださったことによるものが大きいですが、応募者全員がやる気のある方ばかりでしたので、最終的に50名全員を受け入れることにしましたが、講師への負担を考慮し外国語の学習がある2日目と3日目を2コースに分けて実施することにしました。

 講座の目標は、本県の観光ガイドの登竜門とも言える「高知城」の12のガイドポイントを中国語・韓国語でガイドできるようになることでした。まず、机上学習で外国語の表現などを覚え、自宅などで自主学習したのち、本物の高知城でガイドの練習をしました。高知に住む人間なら誰もが一度は登っているはずの高知城ですが、高知城を他人にしかも外国語で説明するとなると、高知城に関する知識不足と日常会話では使わない数々の難解な語彙が、受講者の学習の壁となって立ちはだかりました。

 全日程を終えて最終的に41名(中国語19名、韓国語22名)の方が残り、当協会の国際観光ボランティアガイド1期生となって、観光ガイドデビューをするためのスタートラインに立ったわけですが、今回の講座を通じて受講者は国際観光ガイドの難しさとともに、高知の魅力を得意の外国語で伝えることから得られる喜びも味わうことができたのではないかと思います。今後も更なる研鑽を重ねていただき、外国人観光客に喜んでもらえるような国際観光ボランティアガイドになっていただけるよう、当協会としてもこの41名の新人ボランティアガイドへの支援に努めたいと思っています。



財団法人高知県国際交流協会
マネージャー 吉田進
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